オナニーの語源、由来はどこから?
何故、オナニーはオナニーって言うのでしょうか? どうせ、何か淫語が元になっているのだろう。そう考えている方って多いように思います。ですが、これが調べるとびっくりなことに、旧約聖書の登場人物の名前が語源となっているのです。
その人物の名前はオナン(Onan)と言います。音がよく似ていますが「女」ではありません。男性です。さぁ、今回はこのオナンがどうしてオナニーの語源になったのかをご紹介いたします。
どれだけ、オナニーをしまくっていた人物なのでしょう? 1日に3回、朝昼晩のオナニー三昧だったのかと思いきや、意外な事実が明らかになりました!
実はオナニーの起源は自分で気持ちよくなる行為ではない!
オナニーの語源となったオナンにはエルという名のお兄さんがいました。このエルは主(神様)に背いたために殺されてしまいます。オナンがオナニーの語源となる事件の発端です。
エルが死んだために、父ユダによってオナンはエルの妻タマルと結婚させられることになりました。それどころか、タマルとの間に子供を作りその子供をエルの子として跡継ぎにしなければいけないと命令されてしまうのです。
オナンからしてみれば、長男が亡き後自分が跡継ぎになれるはずだったのを自分の子供に座を奪われるうえに、その子はエルの子として育てられるわけです。それはもう不満に思うのも当然です。
結果として、子を作らないと決意して、タマルとセックスはするも最後の最後、射精の瞬間に抜いて大地へと漏らしたのです。いわゆる膣外射精、外出しをしたわけです。
しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした
創世記38
これがオナニーの起源となりました。つまり、もともとは膣外射精によって避妊をしたのが始まりだったのです。それが起源だなんて、今の日本人からしたらちょっと不思議な気分ですよね。
キリスト教にとっては、オナニーは背徳的で罪な行為だった
ちなみに、この膣外射精の件でオナンもまた主に殺されてしまいました。キリスト教的には、避妊自体が忌むべきことであり、神聖な生命の種を浪費するなど何事だ!というわけです。
以来、オナニーはキリスト教圏では背徳的な行為として罪や病気として見られることになりました。これは今でもキリスト教右派では変わりありません。現代の私たちにとっては、オナニーがそんな重い話からスタートしていたなんて、予想外ですよね。